「息苦しい」サインに隠れるこころの疾患
「パニック障害」どこも悪くないのに、不安で仕方ない
だれでも緊張したり不安や恐怖を感じたら、ドキドキしたり息が苦しくなったりします。
しかしそれは、何らかの原因があってのものです。
パニック障害の特徴は、特に思い当たる原因がないのにこのような症状が起こる点にあります。
そのため、「またいつ発作が起こるかもしれない・・・」という不安がつきまといます。
病気が進行してくると、以前に発作が起きた場所などを避けるようになったり、発作の不安でひとりで外出できなくなったりするなど、日常生活に大きな支障をきたすようになります。
パニック障害は、気の持ち方や個人の努力で乗り越えられるものではなく、治療が必要なれっきとした心の病です。
少しでも早く適切な治療を受けることで確実に回復し、発作の心配のない生活に戻ることができます。
パニック発作の症状は人によって下記のようなものがあります。 ・胸がドキドキする ・息が苦しい ・息がつまる ・冷汗をかく ・手足の震え しびれ 顔が震える ・胸の痛み 不快感 ・めまい ・自分が自分でない感じ ・寒気またはほてり ・発作による突然の恐怖 |
これらの症状が現れて、あわてて病院にかけこみ検査を行っても全く異常は見つからない事があります。
その様な時は、心療内科を受診する事をお勧め致します。
パニック障害でお悩みの方が苦手な場所や状況
・人ごみ、エレベータ
・1人で外出する、自宅に1人で居る
・トンネル、地下道、橋
・窓のない部屋、屋上
・スーパーなどの行列に並ぶ
・会議に出席する
・自動車、電車、バス、飛行機などの乗り物に乗る
・渋滞に遭う
・高速道路を走る
・車を運転する、乗せてもらう
・知らない場所へ行く
パニック障害は発作を繰り返しているうちに徐々に状態が悪化し、手足の震え・しびれ・顔が震える・予期不安や広場恐怖・うつ状態が強くなっていきます。 パニック発作がはじめて起きてから約2~3ヶ月以内に治療を受けると治療効果が上がりやすいケースが見られます。 お薬療法と対話療法による治療を行います。 |